8ちゃんを歌った夜

　今日は月に一度の整理日だった。9月から入った、親より少し若い位の年齢の二人の新人さんと作業をした。普段から自主的にやらないと何も身につかんなあと反省したが、ドジをしつつ教えながら作業を進めるのは勉強になった。
　本社から新しい総括責任者が来たのでリラックスできなかった。先月初めて会ったときに遅刻の話をされて、よく知らない人だが何となく苦手だ。だがその人を交えたミーティングは和やかだった。
　仕事の後、カラオケに行った。行く途中、道端で会った掛持ち館の人と、僕が来月ライブに行くために休みを多く取った話になり、誰の「追っかけ」かと聞かれた。追っかけと言われて内心うろたえた。
　カラオケは部屋に入って10分以上誰も曲を入れないという前代未聞の集まりだった。初めてのメンバー同士だったから皆今一つ乗り切れない様子だったが、自分の安全地帯の後に別の人がまた安全地帯を歌うという中々ないことも起こった。
　エンジンのかからないまま2時間のカラオケは終わり、スーパーに行って玉ねぎやニラを買って帰り、豚肉の卵とじを作って食べた。三角コーナーの生ゴミの中で、ニンジンが元気よく葉を伸ばしている。