年に一度の職場の大仕事を終え、また明日から通常開館となる。明日は日曜日、普段でも週で一番込み合う日だが、休み明けとなるといつも以上の混雑となるのは避けられない。そして、しばらくはあわただしい日々が続く。大仕事は終わったが、それは大変な日々の始まりでもある。
仕事をたくさん残して敗走するような帰り道、スーパーで豚肉などを買って帰ったが、結局何も作らないで寝てしまった。目が覚めて餃子だけ温めて食べた。
2月から、昇進(という程のものでもないが)する20代前半の子が、ここにきて怖気付いたのか不安そうで、後ろ向きな発言をするようになった。一緒にチームを動かしていく立場なので正直残念で、これからが踏ん張り所という時に何でそういうことになるんだ、と思ったりもするが、やってもらうほかない。昼飯を食べながら少し励ましたりしたが、大人相手に何をやっているんだという気もする。でも今はとにかく、準備をして前向きに臨んでもらえるように励ますしかない。それで前向きにならないのなら仕方ない。
それにしても、春から新しいチーム運営を目指そうというときに味方が得られないというのは寂しい気持になる。しかし現場のスタッフのみんなは、頑張ってくれるだろう。
明日の朝、やることが多過ぎる。大変だ。自分も怖気付いている。頑張ろう。
ところでモーモールルギャバンは3月に新譜を出すそうだ。The Whoと似たような感じで、決してスマートにはいかないが美しさを湛えている、そんなところが魅力なのではないかとふと思ったりした。歌声だって見た目だって格好良くはないが、全力で音楽に向かっていている。そんなバンドだ。
月: 2012年1月
友人がブログ復帰して大変喜ばしいので、自分でも久しぶりに書いてみることにした。
以前、先輩が「(自宅が散らかっていて)地獄になっとる」と言っていた。今、例えるなら、我が家も地獄の最中に違いない。年末からそろそろひと月近く、流しがそのままになっている。飲み物を飲んだコップやグラスが少しずつ増えていき、牛乳やジュースのパック、空き缶が積まれている。台所がそんな具合だから、晩飯は外で買って帰る弁当ばかりだ。
今月は仕事で忙しくなるのが前以て分かっていたが、年末に予期せず結婚式の余興の依頼を受けて以降、そちらの作業に没頭していた。来るべき仕事の面での変動に背を向けたいような気持もあるのだろう、という自覚もある。結婚式が終わったら、直後から職場の一大仕事が待っている。そうして迎える2月、そして3月は、大きな動きのある時期だ。人に頼らず、自分が頑張らないといけない。音楽に没頭することも出来なくなるかも知れない。
今度の結婚式で歌うのは、江古田に住んでいた頃に卒業する後輩へ贈る曲として作ったものだ。なぜそんな古い曲を今になってやるのか、という戸惑いもあった。下手なりに趣味の音楽を続けてきて、大きな実りには至らなかったとは言え、昨年はいいメロディーを作ることも出来た。ごく個人的でな事ではあるが、そんな自分自身の手応えからすると、今度歌う曲は今ではもう昔の曲でしかない。余興の依頼を受けた時は、そんな風に思った。あの頃の気持は呼び起こせないかもしれない、ならばその代わりに、今の自分に伝えられるものがあるのでは?と考えたりもしたが、花嫁にとっては自身の節目の時にこの曲を聞くこと自体に何か意味があるのかも知れない。そもそも昔の曲ではあっても、自分の作った曲にリクエストがあるって、どういうことだ。率直に言うと作者としては嬉しい。今の自分にとっても、心の中で未完だったこの曲が今回の作業の中で一応の完成を見たこともあり、今再びこの曲に取り組むことが何か意味のあることのように思える。いや本当は、それが何か特別なことのように思いたいのだ、きっと。そんな特別なことは、そんなにはないよ。
ともかく、こういうことをやれるのも今のうちだ。結婚式の演奏はほんの一瞬で終わる。終わったらもうそこにとどまっていてはいけない。そうして自分のための音楽を作ることも、日々のあわただしさの中で忘れていくんだろうか。去年の夏頃には阿佐ヶ谷のライブハウスで歌おう!という目標を持って新しく自分のアコースティックギターを購入したりもしたが、そんな目標もどっかへ行ってしまった。おっさんはもう学生みたいには出来ない。
そんな風に冬の日々を過ごしながら、連日モーモールルギャバンの新譜を聴いている。DVDと同梱のシングルで、”Good Bye Thank You “と”俺、風呂入るTonight”の二曲が収録されている。ゲイリー、それ以上のかなしみはないだろうに。そして”俺、風呂入るTonight”、詞とメロディーとのはまり具合が絶妙過ぎる。過ぎる!これは本当に、一聴の価値あり。おれフロはいるトゥナ~イ