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nikki

春は慌ただしく過ぎる

 仕事を終えた帰り、一週間ぶりくらいにスーパーに行った。今週は相次いで新人がやって来たりスタッフが一人やめたいと言ったりで慌ただしく、スーパーが開いている時間に帰ることが出来なかった。昨日までの三日間は、近くの300円弁当で晩飯を済ませていたが、今日はスーパーで飲み物と弁当をたくさん買って帰った。明日は休日だ。帰宅して弁当を食べながら、数日前に買ったフェンダーのピックでギターを弾いた。
 やめたい、と言ったスタッフは、今月上旬に腰痛で病院に行っていた。その時にはそんな話にならなかったのだが、その後腰痛がひどくなり、今週に入ってから今月いっぱいで退職したいと申し出られた。しかしそんな急なことを言われて、受理することは出来ない。しかし腰痛というのは図書館で仕事を続けるうえでは決定的な打撃で、そんな人に仕事を続けさせられないのも事実で、とりあえず来月のシフトからは抜いた。後日あらためて話を聞くと、他の仕事が見つかったのだと知らされドギモを抜かれた。腰を痛めたこと、将来を悲観して転職することには同情するし、ろくな職場を提供できなかった情けなさも感じるが、結局は本人の自己都合でもあるのだ。それを受け入れて手続きを進める自分にも腹が立つ。
 ともかく、退職届けも受理し、今日やっと退職日も決めて、一応は決着を見た。あとは他スタッフに周知して、自治体には急な話を報告せねばならない。こうしたいろいろなことが事務的に片付けられたらいいのだが、自分には難しい。自分が何処かへ行ってしまいたいくらいだ。
 そんな風にして4月が終わろうとしている。つばきの花が其処彼処できれいに咲き誇っている。いい歳して、今年こそは音楽をがんばろうと思っていたが、時間は過ぎ去っていく。友人からは江古田のトキ閉店の知らせがあった。わけの分からない世の中だ、と思ったが、僕たちの生活が現実の中にあるように、トキの人々にとってもトキの現実があるのに違いない。

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新しい住まいは何処

 雨の日の休日、どこへ行くこともなく一日家の中で過ごした。台所には2週間分のゴミが溜まって、廊下とも言えないスペースを埋めており、通り抜けるのにも不自由する。先週の金曜日、豊島区の物件を見てきたが、今の住まいよりも収納が狭く、家具やモノの配置がイメージできなかったから引っ越しは保留にした。今の家には3年前の新築時に入居して気楽に過ごしているが、仕事以外の時間は寝ているだけかも知れない。そんな風にしてこれからも日々が過ぎるのかと思うと、うんざりする時もある。金曜日に訪れた大塚は何ということのない街だったが、所々の桜が満開で、都電の線路沿いなどは風情のある景色だった。
 もし引っ越したら、通勤時間は今とほとんど変わらないが、乗り換えもなくバス一本で通えるようになる。一方で知らない街に住む不安もある。迷う。