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日曜日の午後

 日曜日はいつも込み合うが、連休中のためかいつも程ではなかった。そんな中、いつも日曜の夕方に来館するお父さんと坊やがやって来て、いつものように児童コーナーで本を読んでいた。しばらくすると、坊やが立ち上がって「ママ!ママ!」と呼んでいる。するとお母さんが手を振りながらやって来て、また一緒に本を読み始めた。お母さんは赤ちゃんを背負っていた。
 夕方5時を過ぎると、児童コーナーも閑散としてきた。そのうちに女の子のわめく声が聞こえてきたので見てみると、幼稚園くらいの女の子が何やらお父さんに抗議している。寝転がって足を動かしながら、「帰りたくない、読みたい!」と言って怒っているのだ。女の子はわめきながらじゅうたん敷きの児童コーナーを動き回り、部屋の隅に行って抗議を続けていたが、お父さんは無理に諭すようなこともせず、しんぼう強く女の子と向き合っていた。そうしてやっと、コーナーの端で靴をはいて帰ろうという時に女の子と目が合い、わめいているのを見られてはずかしく感じたのか静かになり、お父さんの陰に隠れたように見えた。しかし抗議は続き、自分の靴を蹴っ飛ばして帰ることを拒んでいた。最後には、お父さんに背負われて帰っていった。

 いろんな親子がいる。いつも決まった時間に図書館を使う親子にとって、その一日のうちのその時間にはどんな風に家を出て図書館に来るのか、どんな意味があるのだろうかと想像したりする。そのうちに子どもは、親と一緒でなくとも、一人であるいは兄弟や友だちと一緒に図書館を使えるようになるのだろう。

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休日、掃除して過ごす

 2連休。世の中の多くの人にとっては大したことないかもしれないが、自分にとってはかなりぜいたくなことだ。しかし特にやる事がない。一日目は食事も余り摂らず、郵便局と近所のスーパーと図書館に行ったくらいで、ほとんど寝てすごした。
 二日目、昼過ぎに起きて洗濯機にかけたままだった衣類をベランダに干した。日差しがまぶしかった。それから、床の汚れを雑巾で拭き取りながら掃除機をかけた。出しっ放しで隙間がなくなっていた玄関の靴も片付けた。台所まわりも片付けた。
 そうしてきれいに片付いたら、部屋から台所までまっすぐ進めることに驚いた。今まで、どれだけのモノが動線の妨げになっていたことか。とは言え、モノは減ったわけではなく、ただ整理してどこかどこかへ移動しただけだから、また動線の妨害要因として現れ出る可能性は高い。出来たら持ち物は減らしていきたい。
 と、思いながら暮らして一年半になる。本当に少~しずつ、物事は進んでいる。一方で、江古田時代から持て余しているものも多い。モノに煩されるのは馬鹿らしいことだ。煩されて一年半になる。
 部屋を片付けたあと、やたらと散らかりっ放しになっていた仕事の文書類を整理した。先日買ったクリアフォルダーが役に立った。そんな作業が終わって、台所に立った。ながしの片付けを始めて2時間、やっと晩飯にありつけた。この夏、頭に血が行っていないのを自覚することが増えた。明らかに晩飯抜きの食生活と、生活リズムの乱れが影響している。元同僚は、食生活が芳しくなくなったせいか、貧血になったと言っていた。貧血はこわい。晩飯をきちんと食べよう。不健康な生活は、いいことない。