月: 2008年6月

　朝、昨日買ったハチミツをパンにぬって食べて出かけた。昼、中華料理屋で日替り定食を食べた。
　今日は寝不足にも関わらず、明治通りを走り、新しくできた雑司ヶ谷駅と千登世橋を通り過ぎ、二駅隣の街へ行ってとても久しぶりに映画を見た。途中で寝てはたまらんと思い、入れ替え前に一眠りしようと目をつむるが、だめだった。席に着くと、右隣の空席の前にかけてあるパンの匂いが漂ってくるので、入れてあるビニール袋の口を締めようとうっかり手を出すと、その右隣の陽気なおじさんのだった。でもおじさんが自分の方に持って行ってくれたお陰で、匂いはどこかへ行った。映画は、少しトイレを我慢していたせいか最後まで寝ないで見れた。終演後のトイレは満員だった。帰りは落合の坂を上り、住宅街で方向を迷いながら帰った。
　昨日と同じでまた晩飯が遅くなった。ニラがなかったので、豚肉とキャベツともやしの余ったのだけで野菜炒めを作った。そしてパーマンを読みながら食べた。

　朝、納豆ご飯を食べて雨の中傘さして出かけた。昼、メンチカツ定食を食った。この店は、作る人が若いお兄さんとおっさんの二人いるが、おっさんの方が盛り付けも丁寧で味もうまい。
　午後、事務室にいると下のカウンターから内線がかかったので副主任が出た。「なに、利用者用検索機のところに米？」と言って下に行った。一緒に行ったら、話しを聞き間違えていて、置いてあったのは米ではなく子猫だった。片手の上にしゃがめるくらいの子猫だった。検索機の下にいたらしい。主任が猫を何匹か飼っているので引き取ってもらうことになったが、今日は休みなので今晩は代わりにうちで預かって、トイレの世話なんか大変だけど明日また猫を連れて朝出かけるのは楽しいだろう、などとぼやーっと考えていると、猫は神社に持って行って、後は神頼みということになった。
　キャベツや卵やハチミツを買って帰った。帰宅して寝過ぎたので、晩飯が遅くなった。野菜炒めを作り、また納豆を食べた。

　午後、休憩時間に定食屋へ行ってメンチカツ定食を食べた。夕方、カウンターにいると小さい男の子とお母さんが本を貸し出しに来た。お母さんがカードを出す間、男の子が何か話しかけてくるのでそれに答えた。それからカウンターを使っていないいないばあのような遊びをした。男の子は楽しそうで、僕も楽しかった。帰るときにお母さんが「バイバイは？」と声をかけた。男の子は何も言わずお母さんに抱きついたが、笑顔だった。恥ずかしがっているらしかった。そうして母子は帰っていった。
　仕事のあと東急ハンズに寄ってネジなどを買った。それからマウンテンのアルバムなどを買った。スーパーで豚肉やもやしなどを買って帰った。
　今年の11月にThe Who が来日することになった。今度は単独公演になるようだ。2004年の夏がなつかしい。

　今日は福しんでラーメンとチャーハンのセットを食べた。同僚の一人に、最寄り駅が江古田という方がいたので話を聞くと、江古田駅も改修工事を計画しているらしく、意見を募っているのだということだった。あの狭く雑然とした感じがいいのに、という感想には全く同感だった。BeBeのことは「中は案外広い」と知っていたが、トキには行ったことがないと言っていた。
　午後、子供たちのグループが来て、二人続けてカードを作っていった。一人が作ると、もう一人も作りたくなったようだった。一人目の子が、登録用紙の電話番号の欄を書けないでいると、なぜか友達が覚えていて、「～ちゃん家の電話番号は覚えやすいんだから」と言って番号を書いた。二人目の子に尋ねると、一緒に来たのは皆同じクラスで、今日は「漢字検定があったから来た。どっかの大学で」と話してくれた。今日は雨降りだったので割合穏やかだったが、閉館一時間前頃になると混んできた。カードを発行していると、気付いたら隣のカウンターに何人も並んでいたので驚いた。

　閉館30分前、出入り口に何か落ちているので拾い上げてみると、旧ザクのガシャポンだった。透明の黄緑色で、肩や足など一部が青でペイントされていた。底に穴は空いていなかった。帰宅して大判焼きのクリームとつぶあんを食べた。夜は野菜炒めを作った。
　一週間前に地下鉄の副都心線が開通した。以前から言われていたことだが、当日の夕刊には「素通り池袋」という見出しで小さ目の記事が載っていた。豊島区はこの事に危機感を持っていて、その為か駅周辺の整備を数年がかりでいろいろ計画している。いろんな所に地上出入り口がつながって、西口側から新宿に行くのは楽になったみたいだ。数年前まではよく大江戸線（12号線の頃はすいていた）に乗って新宿に行き、延々とエスカレーターに乗り階段を歩いて地上まで出たものだった。今はもう2年かかって山手線で移動するのに慣れたので、副都心線を使う用事が思いつかないが、急行に乗るとJRと同じ料金で池袋新宿間を6分で走るらしい。

　図書館は今、特別整理の休みに入っていて、毎日ほこりにまみれている。棚を掃除したが、科学モップではこびり付いた汚れは落ちず、せいぜい表面の埃が取れるくらいだ。
　図書館の周りにはいろんな草花が生えていて、昨日はドクダミの花を教えてもらった。この間教わったケシの花は、ポピーの間違いだったことが分かったが、英和辞典でポピーを引くと「ケシ、ポピー」と記してあるので、ケシもポピーも仲間らしい。昼飯のとき、いつも晩飯を作る前に前日の皿を洗うことを話すと、ほったらかしにしている間に菌が増えるので衛生的でないと言われた。それでよく腹が痛くなるのかと思ったが、考えてみると腹痛は家で食べてもほとんど無い代わりに、外食するとよく起こる。ともかく流しはきれいな方がいいと思ったが、今日も洗い物はそのままだ。
　今日はとてもいい天気だったので、昨晩干した洗濯物がよく乾いていた。洗濯物を取り込んでからベランダの端を見ると何か落ちているので、傘の先でおそるおそる触ると、カナブンだった。動かないので死んでいるのかと思ったら、もぞもぞと動き出した。ひっくり返って手足を広げたので、人差し指をさし出すと、弱い力でつかまった。どっかへ飛んで行けとそのカナブンを手すりに置いて部屋に入った。
　夜は豚肉の卵とじを作って食べた。それからエフェクターやらシールドコードやら、一年以上使っていなかった機材を幾つか出して雑巾で埃を取った。そしてギターを弾いたりした。

　今日は午前中調子が悪かったが、昼に福しんで生姜焼き定食を食べたら元気になった。でも生姜焼きは余り美味くはなかった。
　似ていると言われた人は今日休みだったので、昨日のことを主任に話した。すると主任は、それはあなたのことなんじゃないかと言うので、そうかなあと思った。そして昨日の女の子の納得がいっていなかった様子を考えると、そうかもしれんと思った。夕方からは本の返却も止み、珍しく穏やかに閉館した。

　アパート住まいなのに犬を飼っている利用者がいる。そのせいで来春の更新が心配だ、でも小さい犬だから勘弁してくれないだろうかと話していたが、とうとう見つかってしまい、ペット屋に引き取ってもらったらしい。主任からその事を聞いたのだが、一緒に飼っていた拾い蛙も雨の日に池に返したそうだ。主任は猫をずっと飼っているのでペットには慣れているが、その人は犬の飼い方がよく分からないようでよく調べに来ていたので、大丈夫だろうかとちょっと心配していた。
　その人が今日来たので犬の話をしてくれるかと思っていたら、古本の事とか別の話しかしない。スタッフ間でいろいろ話をしていると思われたらいけないので、こちらからは何も尋ねないでいると、犬の話になった。大家さんと不動産屋と近所の人と役所に「もう飼わない方がいいんじゃないか」と言われたといい、とても残念そうだった。今度はペット可の所に引っ越して、またあの犬を引き取りたいと話して帰っていった。何で役所が出てくるのか気になったが、聞かなかった。
　午後、たまに見かける小さい女の子が僕の名札をまじまじと見ていたので、何て書いてあるか読めたか聞いたがそれには答えず、お母さんに「別の図書館にとても似た人がいる」と話している。その子が返却しに持ってきた本は、日曜日に行っている別の館で借りたものだった。あっちの館に僕と似た背格好の人がいるので、その人と僕が似ていると思ったのか聞いてみると、お母さんも同じ人が二館にいると思っていたようでびっくりしていた。あっちで借りたのは日曜日ではなかったそうなので、僕を見かけたはずはないのだが、女の子は「すごく似てる」と腑に落ちない様子だった。

　今日は暑い日だった。
　昨日から、変質者から電話がかかっていたらしいが、今日の午後には止んだようだ。他の館にも同じような電話があったらしい。休憩時間に松屋で豚丼を食ったらうまかった。
　夕方、小学3年生の男の子が来てカードを作りたいというので、登録用紙を渡して書いてもらった。小学生は大体そうだが、電話番号や住所を中々スラスラとは書けない。住所の町名が書いていないので聞いていると、ちょうどお姉ちゃんが来て、「あんたこれ違うでしょ」と言って生年を直したり、住所を書き直したりした。「私もついでに作ろうかな、見つからないので」というので調べてみたら、登録内容は残っていて有効だった。そして男の子も、実は以前に作ったことがあったのが分かった。自分でカードを持って借りたことがないというので、作ったことを丸っきり忘れているか、親が男の子のカードを持っていてそのままになっているのかもしれない。カードが使えることを伝えて、もう一度よく探してもらうことにした。
　スーパーで肉や卵やママーのスパゲティを買って帰り、リチャードとリンダのトンプソン夫妻のアルバムを聴きながらのりのりで野菜炒めを作って食べた。テレビをつけたら風の谷のナウシカをやっていたので、どきどきしながら見た。

　今日はヘルプでいつもと違う館に行く日だ。カウンターにいると、おじいさんがやって来て横にいた副主任さんに声をかけた。ちょっとこの本を見てくれよ、あっちの館でこんなこと言われてびっくりだ、大ゲンカしたよと話しているので、あれっと思って見てみると昨日のおじいさんだった。やはり、いきなり「弁償しろ」と言われたように受け取っていたようだった。図書館にそんな決まりあったかなと疑問に思っている様子なので、利用ガイドを開いて見てみると、弁償に関する事項は一応載っていた。
　おじいさんは新しい本を買って持って来ていたので、こちらで受け取って元の所蔵館に送ることになった。そして8冊ほど本を借りて、帰って行った。
　昼は松屋でデミ玉ハンバーグを食べたが、味がもう馴染み過ぎて美味いと思えなかった。
　午前は割合穏やかに過ぎていったが、快晴の日なので午後は大変なことになるだろうと思っていたら、案の定小さい館の中は返却本の波、人の波だった。