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nikki

しゃっくりになやまされた日

 昨日、すき家で晩飯を食って雨のなか地下鉄の駅に向かっていると、うしろでキャバクラの店員と客らしい男たちが店名についてかわす話し声が聞こえてきた。「・・・SHAZNA?『絆』でございます、SHAZNAはもう・・・」「古い?」・・・店員は、十代なんじゃないかというような声だった。知らなかったが、辺りには結構風俗店が多いようだった。すき家でも、常連らしい客ふたりが新店舗をどうするか話をしていた。妹が、結局断念したがあの辺りに住みたいと言っていて、よしておいてよかったんじゃないかと思った。

 今日は休みだったが、何もする気になれず、日暮れまでうちで過ごした。引っ越してきてから部屋は少しずつ片付いてはいるものの、暮らしやすい部屋にはまだほど遠い。電話は一週間前に、ネットはおとといやっとつながった。台所は物置になっていて、調理はまだ一度もしていない。
 暗くなってから池袋のロフトへ行って台所用品を物色した。しゃっくりがずっと止まらなかった。大戸屋で晩飯を食べているあいだだけ、止んだ。息を止めたり、呼吸を工夫して何とかしようとしたが全くだめだった。帰り道、自転車で走っているといつの間にか止まっていた。