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サケロックでくたびれる

 昨日、仕事を終えてサケロックのライブに行ってきた。鶯谷の南口側にある、東京キネマクラブという元キャバレーだかの面白いところが会場だった。鶯谷には、うちの不動産屋があるので今年何度か行っているが、南口は初めてで駅の前に本当に小さいタクシーのロータリーがあったり、陸橋の脇に歩道があってそれが橋のようだったり、もちろん夜の景色に光るのはホテルの看板で、面白い場所だった。
 サケロックのライブは今回初めてだった。喋りが長いのに驚いたが、その話の中で、自分達の人気は少しずつ上がっているから、そのペースを保持しておじいさんになった頃に武道館か東京ドーム、大阪なら大阪城ホールでやりたいと言っていた。もっと人気があると思っていたから、ライブハウスくらいの規模でしか出来ないのか、と意外だった。
 この間出た新作は結局聴かないままだったが、聴いて、また機会があればライブにも行ってみたい。それにしても2時間立ちっぱなしで本当にくたびれた。次は出来たら座って聴きたい。照明も控え目で、ゆっくり目の曲が続くと立って音楽に身を任せながら寝そうになったりもした。ライブ後は鶯谷から池袋に移動し、元同僚と三人で飲んで楽しくおしゃべりした。元同僚が年下の男の利用者に思われているとかいう話も聞けた。しかも自分には思っている人がいるのに、何度かその男と会っており、今度25日に食事でもどうかと誘われたという話だった。青春だよ。世の中、いろんなことが起こるもんだ。人の恋愛話って面白いね。

 そして今日、休日だったが昨日くたびれ過ぎて12時間寝ても起きれず、夜までしばらく疲れが取れなかった。お茶の水の楽器屋で、修理に出していた従兄弟のベースを受け取って、楽器って重いなあと思いながら持ち帰った。
 その後、コンパではないが面白い飲み会があった。うちのマンションの住民による忘年会だ。うちのマンションは全部で6部屋あって、今日はその内5人が集まった。顔も名前も知らない人と会うのはためらいもしたが、「このマンションの住民で忘年会をやる」という企画が面白かったので行ってみた。20代半ばの音楽教室の先生、大学出の社会人二人(発起人はこの二人)、大学一年一人と、皆やはり若かった。うち二人は芸大だった。学生さんは、芸大まで自転車で15分で通っているという。話がものすごく盛り上がるということはなかったが、面白い集まりだった。同じ建物に住んでいる人がどんな人か知らないよりは、知っていた方がいいと思って参加してみてよかった。洗濯物の干し方で血液型を当てられたりして困った。

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冬の寒さがこたえる

 風邪をひいて、木金と連休だったが半分寝てばかりで何も出来なかった。勤務館でPCシステムの総入れ替えがあるので、その研修がてら職場に顔を出し、ずっと目をつけていた中華料理屋で晩飯を食い、ビタミンを欲する体の求めに応じてスーパーでイチゴとキウイを買って帰った。
 ブログのトップ画像が新しくなった。前のゴリラ写真も大変な力作だったが、ブログオーナーのmas氏が渋滞覚悟の決死行で撮影したものだということだった。今度のも、世の中にはすごいものがあるんだなと思わせられる写真だ。ゴリラの国内での受容について思いを巡らさずにはおれない。
 昨日、今日と急に冷え込んで、ティッシュが手放せない。バイクに乗る気にもなれない。風邪はごめんだ。健康が一番だ。

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私のお気に入り

 昨日浜松町でミュージカルを見た。ミュージカルを見るのは多分三回目だ。一回目はブロードウェイミュージカルの”トミー”、2回目は劇団新幹線の”トミー”だったと思う。愛ってすごいなあ、とその手応えももはや分からぬままに感じながら、観ていた。好きな曲の”My Favorite Things”の歌われる場面が、映画とは異なっていた。その後の晩飯で食べ過ぎたので、今日は昼飯を食べ過ぎないよう控えて蕎麦にしておいた。東京に暮らして十余年、初めての劇団四季体験だった。バレエとか賛美歌とか、観てみたくなった。
 ところで、ここ数日ふくろうずというグループのミニアルバムを聴いている。初めて聴いたとき、「ミニアルバムなのに、シングル一曲とそのカップリング集みたいだな」と思ってしまうほど、心に残る曲とそうでない曲との差を感じて少し期待はずれだったのだが、それでも一度開封したのだから聴かずにはおれない。キーボードが、コードをおさえるくらいのことしかやっていないのをこっちの勝手で面白くないと思ってしまうのだが、ともかく女性ボーカルの存在感がすごいので聴いてしまう。

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君がいるかな

 NHKの音楽番組”SONGS”を見た。出演はくるり。
 くるりは、学生のときに池袋サンシャイン通りのHMV(今はブックオフになっている)店内で流れるシングル”ばらの花”に耳をすませ、間奏のかわったハーモニーに震え、それからしばらく経って4枚目のアルバムを聴いて以来のファンだったが、ギターの大村達身が抜けたときのがっかりした思いと、その後に出たアルバム”ワルツを踊れ”が心に響かなかったこともあって(だが2曲目のブレーメンはとてもすばらしい!)現役のファンを退いた。続くアルバム2枚は素通りして、今年たまたま聴いた新曲”魔法のじゅうたん”がよかったから、久し振りにアルバムも買って聴いた。9月には、達身(と森)が出るというので京都にも行って演奏を聴いた。
 京都でも、今日番組を見たときにも思ったのは、岸田の声が出なくなっていることだった。声質もかたくなったようだった。が、過去の曲が大変そうなのに比べて、”魔法のじゅうたん”ではのびやかに歌っていた。今の自身の歌声と、新しい曲が合っているようだった。
 メジャーデビュー曲の”東京”を紹介するナレーションで「当時」という言葉が使われていて、さすがにあの頃ももう地続きの時代ではなくなったんだなあと思った。6年くらい前、同じNHKのトップランナーに出たときも”東京”について話し、演奏もしていたが、まだひと繋がりの時代のこととして語られていたように思う。随分時が経ったもんだ。
 それにしても、サポートメンバーにフジファブリックの山内を起用したのはずるい。京都音博に引き続き、今度のツアーにも加わるようだが、いいギタリストを呼んだもんだ。でも、フジファブリックでは立派なギタリストの山内も、くるりではサイドマンに過ぎないから、かえってもったいないとも思う。特にいい演奏というわけでもなく、時間も30分と短かったが印象に残った番組だった。冒頭で「今注目のバンド・くるり」と紹介されていたのには、今更?と思ったが。