今週から業務責任者になった。と言ってもほとんど権限のない副主任三人中三番手だ。周囲の見通しも悪く、空回りの日々が続いている。
副主任になり、分館の方も回ることになった。今日はその分館4日目だった。今月はあと一回、分館に行く日がある。来月になると前半はずっと分館で、後半はもう一人の人と交代して本館に戻ることになっている。
午後、本館で月一回行われる業務打合せ会に出た。何が何やら分からないまま、とりあえずメモを取ったが、その必要もなかったような気がした。会が終わると、主任や地区の統括担当者にいくつかのことを聞き、持ち帰る荷物を持ってまた歩いて分館に戻り、閉館までの一時間半を過ごした。閉館の準備がスムーズでなかったために、時間を過ぎているのに利用者が入ってきたりしてしまった。
すっかりぬるくなってしまったサイダーを飲み干し、昼に買ったサンドイッチを食べ、原付に乗って帰った。この頃は、朝余裕がなかったり天気が悪かったりで原付通勤することがなかった。乗るのも一月振りくらいかもしれない。運転は下手くそなまま、乱暴になっている。もっとゆったりした気持ちで、静かな道を走りたい。帰宅して一眠りして洗濯して飯食った。TM Network とロリー・ギャラガーを聴いた。
月: 2009年6月
今日は蒸し暑い日だった。昼飯は、時間がなかったので中卯でカレーを食べた。休館日明けで晴れた日だったので、一日大シケのようだった。
行きと帰り、それから晩飯のときに、TM Network のアルバム”Self Control”(1987年)をとおして聴いた。ちょっと景気付けに懐かしいのを、と思い、取り出してみた。出したのは数年前のリマスター盤だけど。現役ファンだった10代の頃は、他のに比べてそれ程頻繁に聴いていなかったが、バランスの取れたいいアルバムだ。派手ではないが内容のまとまりでは一番だと思う。
ここ数日、寝るときにピンクフロイドのエコーズを聞いている。大体もうろうとした雰囲気の中盤で眠りについている。
今や熱心な読者ではないけれど
何年か振りに両国へ行き、「手塚治虫展」を見てきた。行こうと思いながら忘れていて、思い出したときはもう最終週になっていた。今日は最終日前日で開館時間が長い土曜日だったせいか、えらい人だかりだった。手塚治虫を見に今でもこんなに人が集まるもんだと驚いた。丸坊主の小さな少年の、大人たちにまじって展示された原画を見るまなざしが印象的だった。
帰宅してうたた寝して起きて豚肉の卵とじを作って食った。学生たちから、冬の定演についての葉書が送られて来た。来週の定演の案内は来なかったのに、これが届いたのはどういうことだろう。
皿を洗って、手塚治虫展の図録を開いたら宮崎駿の、気持ちがほとばしったインタビューが載っていてとても面白かった。手塚治虫に関して語られる感慨は何となく教科書的で、大抵の場合感動を伴った賛辞ばかりだけど、この人の場合はそうじゃない。もちろん少年時代の手塚漫画との出会いを熱っぽく語ってもいるのだが、「僕は、闘いましたから。自分の絵がどうしても手塚さんに似てしまう、発想の段階では全然違うはずなのに、なぜ似てしまうんだろうかということも含め、『新寶島』で受けた時の衝撃の大きさみたいなものとずっと格闘してきましたから。」「僕は、手塚さんの崇拝者になりたいと思わなかった。だから、手塚さんと格闘してない人を見るとげんなりするし、かといって、私は格闘しましたってやつに出会ったって大したことないからね」なんて言ってて、面白い。
今度の展示は生誕80周年のお祝い的イベントで、『ブラック・ジャック』掲載の背景にあった漫画家・手塚治虫の浮き沈みなんかも少しも語られることなく、一般向けにきれいにまとめて提示したもの、という印象だった。だから、展示には含まれていなかったこの図録掲載のインタビューが、尚更面白く感じられた。
来月から、月の半分を区内の分館の方に行くことになり、今日は3日間の研修の最終日だった。研修と言っても格段に仕事量の少ない分館で呑気に過ごしただけで、大したことはしていない。会社のスタッフが自分を含めて三人、常駐の職員が二人という規模だ。いろんなものの流れが本館と比べて余りに違うので、月の後半に本館に戻ったときのことを考えるとちょっと心配だ。
研修中に一人また新しい人が入り、これで計3名が加わった。来月から二人、異動になるのでそれを補うための増員だ。歓送迎会をやる話が持ち上がり、幹事をやるように言われたのだが、異動する二人には参加の意向がなく、連絡が急だったせいか他の人たちも軒並み不参加という有様だった。歓迎会だけでもと思ったが、人が集まらないのにやっても新しい人たちに申し訳ないので、来月に持ち越しにするか明日話し合う。それにしても皆淡白だなあと思ったが、直前で都合がつけられなかったのだとしたらサッサとやらなかったこちらの責任だ。今週は研修以外でも余裕がなく、すぐに話を進めなかったのが悔やまれる。別の館の知り合いに話を聞くと、先日の館内整理日の後に皆で飲みに行ったそうだが、そういうのはあちらでは恒例になっているらしい。うちと大違いだ。うちは皆、違う方向を見ているみたいだ。「もっと早く言ってくれたらよかったのに」という声があったのが救いだ。
そんなことを考えながら帰宅して、疲れていたのでうたた寝した。しばらく寝て起きて、時間も遅く飯を作る気になれなかったので、たくさんある菓子パンのうちの一つとバナナを一本食べた。その後『週刊手塚治虫』を終わり頃だけ見た。ご飯が食べたい。今月は慌しく過ぎていつの間にか半ばも過ぎ、梅雨入りしたのも知らなかった。
今日は昼、中卯でカツカレーを食った。朝は雨が降っていたが、午後から止んだので混雑した。返却された大量の本をブックトラックに残したまま、閉館した。週末はいつも混雑するため、返却本を棚に戻せないまま終わるのはいつもの光景なのだが、本当はそれではよくない。去年なんかは皆で閉館までに頑張って、なるべく残さないように片付けていたそうだ。明日も日曜日で忙しくなるなるから、荷物が更に持ち越しになる。区内の他の館も週末はとても込むそうで、「アメ横みたい」になるらしい。職員からも色々と言われているので、何とかしたいもんだ。もっと大変な図書館はたくさんあるだろうから、何か工夫していることがあれば知りたい。
今のチームになって丸二ヶ月が過ぎたが、まだチームがまとまっていない。埼玉から異動してきた人たちが大勢いて、前の業者から引き継いで働いている人たちが次に多く、他に僕のように各地から一人で来た人が何人かいる。前からやっている人たちと新しく来た人たちでは仕事を捌けるペースも違うし、それぞれのリズムがあるので、足並みがまだ揃わない。今月、来月は計三人が異動になり、補充で新しい人も入ってきている。中々落ち着かない状況だ。
帰りにスーパーに寄ってキャベツと卵とグレープフルーツジュースを買って帰った。パンを食べて居眠りして、野菜炒めを作って食べた。
今日は割合静かな一日だった。ベテランの同僚で、音大出の方と同じ作業の時間があり、音楽の話などをしながらやった。ミューズやらコールドプレイをよく聴くそうで、コールドプレイはよく知らないが、ミューズは一枚聴いたことがあったから話が出来た。弟さんはピアノの調律士をやっているということだった。
昼、松屋に行ってうまトマハンバーグを頼んだ。サービス期間でご飯を大盛りにしてもらったが、多くて食事の後半は箸の進みが遅くなった。
夕方、地区の統括担当が来て、事務室で話をしたりした。僕が昼に買って来たラムネを勧めたが、興味がない様子だった。でもそのうち「腹が減った」と言い出したので、もう一度勧めたら一粒食べた。その後は「ラムネうまい」と言っていくつか食べていた。ラムネも案外いけるものだと気付いてもらえたようで嬉しかった。
帰り、途中下車して別の図書館に行き、取り寄せた本を借りた。ミック・グリーンウッドを聴きながら帰宅し、米を炊いてパンを食った。2時間ほど床の上で寝て、起きて野菜炒めを作った。残りわずかのだしの素を使って味噌汁を作ったが、だしの素の量が少なかったせいか、一味足りなかった。