夏空とレポート

　梅雨明けして、昼の青空がさわやかだ。日曜日、昼飯を買いにコンビニに行った帰り、路地でおばさんがどこかを見つめたままじっとしていた。ちょっと気になりつつ、俳句でも詠んでいるに違いないと思ったら、風のそよぐ音がきこえてきた。あのおばさんは、そんな午後の静かな音をきいていたに違いない。日曜日の昼間は街中でもこんなに静かなんだな、と暑い夏空の下歩いて職場に向かっていると、遊園地のジェットコースターの乗客の叫び声が聞こえてきた。
　日曜日はいつも、閉館がうまくいかない。仕事が残ってしまう。もうちょっとうまくやりたいもんだ。それでも明日は休みだから気分が楽だが、一方で今週出すつもりでいる通信のレポートがまったく進まず焦っている。脳みそのギアが、ニュートラルから先に全く入らない感じだ。ココアあんパンを食べながら家路についた。赤札堂でメンチカツを買って帰った。
　夜、フジファブリックの2枚目のアルバムを聴いた。専任のドラマーがいたころのアルバムだ。バンドにはやっぱりドラマーがいないといけないと思う。このバンドは、ギターのアンサンブルが面白い。昨日、山梨の富士急ハイランドでフジファブリックのイベントが無事開催されたそうだ。