昔みたいにぶらぶら

　一昨日は休日で、服の店を見て歩いた。その時に気になったものをもう一回見ようと、今日また同じ店をブラブラした。
　気になっていたものは一応試着させてもらい、あまり迷わないで買えた。着るものは、昔はいつもMを選んでいたが、自分にはSが丁度いいみたいだった。
　何年か振りにビームスにも行った。学生の頃に買って最近また使うようになった、時刻をしゃべる安い腕時計があるだろうかと思い行ってみたが、そんなのは約10年前の過去のイメージだった。しゃべる腕時計は置いていなかった。当時は何ヶ月かごとに、違う色が出ていたものだった。
　それでも、勝手の分からない店内をぶらぶら歩き、「よくこんなに品物があるな、アパレルって大変だのう」と思いながら見て回った。
　今日みたいに買い物をするのは久しぶりのことだったが、ものを見てまわると服に関心がなくなっていた目にも次から次にいいものが出てくる。近頃は、趣味の買い物は音楽以外ほぼ全く無く、商品をインターネットで探して見てみるくらいだったが、実物を見て回るのはとてもよかった。ただしそうすることで埋もれていた物欲が溢れ出すことが分かったので、ぶらつくのも程々にしておこうと思った。
　帰宅して豚肉の卵閉じを食べながら、買って来たキース・ムーン特集のドラムマガジンをぱらぱらと読んだ。1975年のインタビューが再録されていた。機材の解説は余りよく分かりそうもないのでとばした。アルバム等のレビューは垂れ流しのお喋りみたいだった。ドラム「破壊」が「破戒」になっている箇所もあった。