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タミオの話

 今日は休み明けの上に、近くの神社で節分のお祭りがあったせいか日中忙しかった。
 午後、カウンターにいると、中年の女性から、名前の綴りは定かでないがこの人の書いた本はないかとメモを見せられた。紙には「奥田民夫」と書かれていた。ちょっと考え、少し浮かれながら勇気を出して「ミュージシャンの奥田民生ですか?」と尋ねると、作家じゃないかと言う。漢字ではなく読み仮名で検索しても「民生」関連の資料しかヒットしない。この人は面白いからと人に薦められたのだそうだ。結局、バンド解散後の90年代半ばに出版された本を一冊予約してその人は帰っていった。
 事務室に戻り、「果して奥田民夫という作家が存在するのか」とカウンターでの出来事を話していると、近くにいた館長が「奥田民生?ユニコーンの?」と言う。館長の口からそんな名前が出るのに驚きながらも話を聞くと、再結成したことも知っていた。館長はユニコーンのことを「ユニークないいバンドだよね」と言い、昔勤務先が体育館だった頃、館内で有線やCD・カセットなどをかけており、その時に耳にした「雪が降る町」が気に入ってCDも買ったのだそうだ。この一件で館長を見る目が少し変わった。
 休憩になり、いつもの店に飽きたので大戸屋に行った。大戸屋には昔チケ交の帰りに皆でよく行った記憶がある。一人で行くのは多分初めてだった。大戸屋ランチというのを食べた。うまかったが、おかずが鳥の唐揚げに揚げ物がもう一つあり、勝手に肉の何かだと期待していたらカボチャのコロッケだったのが残念だった。
 夜、閉館してスーパーで卵やトマトやとろけるチーズなどを買い、岩崎宏美を聞きながら帰った。帰宅して豚肉とニラと玉ねぎの卵とじにトマトとチーズを加えて食べた。そこそこうまかった。

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