今日はメンチカツ定食を食った。
午後、事務室で予約本の処理をしていて、本を取りにカウンターに下りたら、おじいさんがわめいていた。返却で受け取った本が水で濡れていたため弁償をお願いするものの、「汚い本が沢山あるじゃないか」などと言って一向に聞き入れてもらえないのだ。話がかみあわず、おじいさんの声もだんだん大きくなり、カウンターに近い座席で新聞を読んでいる人たちは迷惑そうにしていた。別のおっさんが「弁償するべきなんじゃないか」と助太刀するが却って逆効果で、「お前は関係ない」と言ってちょっと口論になり、おっさんも腹が立ってか何やかんやと言い返すものだから状況は収まらず、おじいさんは金だけ置いて出て行こうとする始末だった。弁償は金銭ではなく現物でなくてはならないのだ。
あとで、その時カウンターにいた人に話を聞くと、おじいさんの耳が悪いのに気付かないままこちらで普段通りの対応で話を進め、あちらも今日のようなことになったのが長年図書館を利用している中で初めてのことで状況が飲み込めず、話がこじれてしまったようだった。今日は結局解決しなかったので、どう処理するかについては明日、担当で話し合うそうだ。棚を見ると状態のよくない本は沢山あるのでおじいさんの言う通りだし、よく分からないまま「汚損したのと同じ本を買って来てくれ」と言われていやだっただろうなと少し気の毒に思ったが、そんなのは他人事だから考えられるのだ。自分がカウンターで受けていたらそんな心の余裕はなく、不愉快に感じただけだったはずだ多分。
夕方の休憩時間に長新太の『みみずのオッサン』という本を読んだ。オッサンという名のみみずの話だ。今日はスーパーに寄らずに帰った。
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