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nikki

秋刀魚の味

 今朝、出勤前にカーテンを開けて、家並みに隠れてあまりよくも見えない空を見上げたら、薄い青空だった。昨夜見た天気予報をあてにして、てっきり曇り空だと思っていたものだから、夜帰るときには多少雨に降られても構わないとレインコートは持たずに出かけた。日曜の朝の道路は走りやすい。図書館裏のマンションの前を通る坂を駆け上がると、一匹の蝉の鳴き声が聞こえてきた。そんな晴天の朝だった。
 秋だ。まだまだ暖かい日が続くが、あとひと月もすると冷え込むのだろう。これからやって来る寒さを考えると、今からちぢこまってしまいそうだ。
 今週末、秋刀魚を焼くから食べに来ないかと妹から誘いがあったが、断った。昨夜あたり秋刀魚会をやったのだろうと推測し、何だか行き詰っている気分を変えたくなったので、飯でも食わんかと連絡してみた。すると秋刀魚会は、今その最中だという。聞くと、まだ話に聞いただけで会ったことのない彼氏君と親しい友人が来ているそうで、池袋でストールを買って帰ろうとしていたところだったが、西武の地下まで行って最中を買い、明治通りを走って妹宅へ向かった。池袋東口では、若者達がやたらと街頭で演奏していた。
 友人さんはきさくな方、彼氏君とはお互い緊張気味で3時間ほどを過ごした。彼らの周りには、いろいろものを作ったりしている友人が多いようでちょっと羨ましかった。23時頃、銭湯&帰宅する三人と別れて原付に乗ったはいいが早々に方向を間違った。
 妹宅での話の中で高円寺の話が出て、学生のときにバンドごっこをやった高円寺のおっちゃんのことを思い出し、所属していた劇団のことなどをネットで調べてみたら、お元気そうにしているようだった。一緒に演奏したの、もう10年も前の話だ。この月日の長さが、よく分からない。すべての事が昨日のことのように思える。でも実際には一日一日が何度も何度もつながって、今日に至っているのだ。

 ところで先月、くるり主催の京都音博に日帰りで行ってきたのだが、出演者のうちの一組、アンディモリのアルバムを図書館で借りて聴く前に、ドラマー脱退という残念なニュースを知った。アルバムもまだ2枚、出したばかりなのに。音博ではTシャツを一枚入手したが、季節が変わって着るタイミングを逃してしまった。

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