昨日、今日と上司と話す機会があった。まだはっきりとしたことは何一つ決まっていないが、異動することになるかも知れない。自分で希望を出したこととは言え、今の所属館を離れることを意識しだすと、途端に職員の方たちや利用者たちの姿が浮き彫りになって見え、離れがたく感じる。慣れ親しんだ場所が安心できる所なのは間違いないが、今同じところに居続けるのは、自分の中で何か諦めのようなものを放置することのような気がする。
そんな中、10歳近く年下の同僚(立場上は自分が上司だが、決して「部下」とは呼べない)が、人知れずある専門図書館の求人に応募して採用されたという話を知った。本人は、「何となく受けた」と言っていた。新しい職場は神奈川県になり、自宅から通うには遠いため、一人暮らしをすることになると言っていた。正規採用だという。新しい仕事、新しい暮らし、うらやましい。
この頃、引っ越して新しい所へ行く夢をよく見る。この間は目黒区に住む夢を見た。でも夢に見るような街はどこにもないだろう。どこへ行っても人は多い。
ところで、モーモールルギャバンのミニアルバム”サイケな恋人”がいい。メジャーデビュー前に制作されたもので、来月出るシングルに収録曲の”俺風呂入るトゥナイト”が新録音で収録される、というので聴いてみた。歌はあんまりな内容のものがてんこ盛りだが、その音楽からは何となく青春の匂いがした。秋の日も深まりゆく今、我が家ではブリティッシュフォーク系の音楽に混じってモーモールルギャバンが再びがんばっている。
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