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nikki

連日布団で寝ない夏

 今日は蒸し暑い日だった。何となく身の入らない日だった。

 昨日、思い出したようにクラムボンの『まちわび まちさび』を聴いた。学生の頃に買ったアルバムだ。クラムボンのアルバムは、これしか持っていない。これの後の数作はMDにして聴いた。タイトルから借りて言うと、何処となく漂う侘しさが少し苦手にも感じるアルバムだった。昨日はこれを通して聴きながら学生の頃を思い返していた。
 今日は細野晴臣の『はらいそ』の後に、また思い出したようにくるりの『THE WORLD IS MINE』を聴いた。最新作の『魂のゆくえ』は、結局買いもしていない。かつて好きだったのは、学生バンドの佇まいを纏っていたバンドとしてのくるりだったのかもしれない。一緒に京都から出てきたドラマーの森を欠いたときに、彼らは学生バンドではなくなった。達身がいたときまではバンドはある青年性を保持していて、そうしたバンドの持つ「若さ」に何か共感していたのだろう。だから好きだったのだきっと。
「WORLD’S END SUPERNOVA』はつくづく、僕たちの世代・時代の旗印だった歌だと思う。同時代の音楽だったものが今や昔を懐かしむ音楽になっていることを、少しさびしくも感じる。達身は今どこで何してるんだろう。

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